前回の記事ではザックリと、わたしが住むカナダ西側、ブリティッシュコロンビア州で一番大きな都市バンクーバーについての基礎情報をまとめました。
今回は住むに当たって必要になってくる『衣食住』に関する情報を中心に、より深堀りしてお伝えしていきます。
カナダ・バンクーバーの生活基本情報①:お金
まずはこれがないと始まりません、カナダのお金事情!
カナダの通貨はもちろんカナダドル。一番大きい金額の紙幣から$100・$50・$20・$10・$5になっていて、コインは$2・$1・¢25・¢10・¢5です。
紙幣はプラスティックでできていて、水で濡れても大丈夫!つるつるの感触が結構好きです。
$100紙幣はほとんど見かけません。
旅行者の方で、両替所で変えてもらったりして$100紙幣を持ち歩くこともあると思うのですが、「あれ?これ本物かな?」と店員さんによーく確認されたりしても悪気がある訳ではないので悪しからず…。
偽造紙幣(英語では「Counterfeit:カウンターフェイト」と言います)がないこともないので、念のためなのです。
カナダでは現金はほとんど使わない?
キャッシュレス化が日本よりもずっと進んでいるカナダでは、5ドル以下など小額の買い物でもクレジットカードやデビットカードを使う人がたくさんいます。お店側もそれでいやな顔をしたりはもちろんありません。
クレジットカードの支払いではお店側に数%の手数料がかかるため、個人経営の小さいお店ではデビットカードまたは現金のみということもあるにはあります。
お役立ちミニ情報としては、バンクーバーではビザカードかマスターカードを持っておくと便利です。
現金払いだと端数は切り捨てor切り上げ
コインの種類を見て、「あれ?カナダには1セントコインはないの?」って思った方、そうなんです、無いんです。
カナダでは2013年から1セントコインが廃止されました。そのため、現金での支払いは5セント単位で切り上げるか切り捨てるかします。
たとえば42セントなら40セント払い、43セントだと45セントになります。慣れるまではちょっと、混乱してしまうかもしれません。
カナダでは給料日は月に2回が基本
カナダのお給料日は2週間ごとまたは月に2回の支払いになっています。
直接個人の銀行口座に振り込んでくれる企業もありますし、チェック(小切手)で渡されるのでそれを自分で銀行に持って行って預ける場合もあります。
新しい会社はほとんど振り込んでくれるところが多いかな?
カフェやレストランなど飲食店や美容師さん、ホテルで働く人など、チップがもらえる職業の場合、チップはほとんど現金(または稀に小切手)で支給される場合が多いかと思います。これは会社によって、日ごと・週ごとなどいろいろです。
外食ではチップを忘れずに
日本にない習慣なので慣れずに戸惑ってしまうのがチップ。
カナダではテーブルでのフルサービスがあるレストランではチップを払うのがマナーです。目安は15%が普通、特別良いサービスをしてもらったら20%、ちょっと微妙だったな…と言うときには10%程度とされています。
カウンターサービスのカフェでは10~15%程度つけてくれるお客さんが多いかな?
常連さんだと20%という人も。あるいは現金だと、一回の買い物で50セント〜2ドルくらいという感じです。
ただ、カフェでのチップは絶対ではないですし、スタバやティムホートンなどチェーンだと払わない人の方が多い様子です。お会計で小銭のおつりがあれば、TIP Jarにちゃりんとしてあげるといいかも。
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カナダ・バンクーバーの生活基本情報生活情報②:食べ物
世界各国からの移民が集まるカナダでは、世界中のいろいろな料理が食べられます。
特にバンクーバーはアジア系移民が多いので、寿司やラーメンを中心に日本食レストランや、中華料理、ベトナム料理、韓国料理、タイ、マレーシア、フィリピンなどなど、本当にたくさんの料理を世界各国のレシピそのままで楽しむことができます。
お寿司は『寿司』ではなく海外のロール中心の"Sushi"という感じのものが多いですが、バンクーバーは海に面しているため新鮮な魚介類が手に入ります。そのため、カナダ国内でもアジア系が多いもうひとつの大都市トロントのお寿司よりも、バンクーバーの方が美味しいお店が多いですよ!
日本食派でも自炊には全然困らない?
実はバンクーバー、普通のスーパーマーケットでもお醤油やお味噌など、日本食の基本になる材料は結構充実しています。
また、バンクーバーにはアジア系スーパーがたくさんあり、値段も手頃。日本食を自炊するのにも困ることはありません。
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カナダ・バンクーバーの生活基本情報生活情報③:住まい
ワーホリさんや留学生さんだと、ホームステイやシェアハウスなどに滞在される事が多いかと思います。
場所や部屋の広さ、公共交通機関へのアクセスや周辺の施設事情によってかかってくる金額はさまざま違ってきます。
以前バンクーバーの生活費をまとめた記事で少し詳しく書きましたので、よければこちらを参考にしてください。
ホームステイやシェアハウスの場合、1ヶ月単位での契約が多いです。
また、退去するときには"1 month notice"といって、1ヶ月前にオーナーさんへお知らせするのが多くの場合でルールとなっています。
バンクーバーでのホームステイや賃貸の探し方
ホームステイを探す場合
ホームステイの場合は留学エージェントさんを通すことがほとんどだと思います。
バンクーバーには留学エージェントがたくさんありますので、自分にあったところをよく調べてみてください。
参考までに、わたしがカナダにワーホリにやってきた初年度にはEast Westカナダ留学センターさんを使いました。
スタッフさんお二人で運営している比較的小さなエージェントさんですが、アットホームで親身になってくれて良かったですよ。時間が余ったときにフラッと立ち寄って延々居座ったりもしたりして…。
もちろん、エージェントを通さないワーホリや留学もアリだと思いますが、わたしの場合バンクーバーは初めてだったので、土地勘がなかったことや治安情報等に関してネットだけの情報しかなく、自分の目で見るまでは安心できない、と思ってエージェントを通して手配してもらいました。
結果的にとてもいいホストファミリーを紹介してもらえて、バンクーバー生活最初の数ヶ月を不安なく充実させることができました。
バンクーバーでの賃貸探し
CraigslistやKijijiなどが大手クラシファイドサイトとして有名です。わたしも過去によく利用しました。
ただし、匿名で投稿できるため、賃貸詐欺やトラブルをよく聞きます。本当に信用できる貸し手かどうか、よーく吟味することが必要です。
また、日本語のサイトで賃貸を探すならお泊まりくんというサイトが便利。
実際に滞在した人のレビューも確認できるため、安心感もあります。
自分でアパートやコンドミニアムの1室を借りたい場合
シェアハウスなどで誰かと一緒に住むのではなく、自分でアパートメントやコンドミニアムなどの部屋を借りることもできます。(※学生やワーキングホリデーなどの短期滞在ビザでは難しいかもしれません。)
住みたいエリアを歩いてみて、Vacancy(空き室有り)の看板を探して管理会社に電話したり、ネットでApartmentLoveやaptlentals.netなどを使うのも手。
上記サイトでは条件を絞って検索できるので便利です。「こんな部屋に住みたいなー」なんて想像しながら見るのも楽しいですよ。
まとめ
今回は、カナダ・バンクーバーの暮らし基本情報としてお金・食事事情・住む場所の探し方について詳しくお届けしました。
次回は最終編として、バンクーバーの公共交通機関について・病院のかかりかた・トラブルの時の対応についてシェアしていきます。
それではまた!
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