バンクーバー近郊で一番大きいショッピングモールと言えば、メトロタウン。
正確にはバンクーバー市ではなくバーナビー市になりますが、バンクーバーのダウンタウンから20~30分も電車に乗ればすぐの場所にあります。
そしてその巨大ショッピングモール・メトロタウンのすぐ近くにあるのが、こじんまりとしたクリスタルモールというショッピングモール。
英語よりも中国語だらけのメニューやポスター、飛び交う言語も中国語(普通語、広東語、ときどき福建語?)というちょっと不思議な空間ですが、とってもコスパがいいフードコートに薬膳の材料が揃うお店、冷凍ダンプリングのお店など、行ってみるとおもしろい&おすすめのでご紹介しちゃいます!
チャイナタウンだけじゃない!バンクーバーの中華系カルチャーならクリスタルモールもおすすめ
世界中に点在するチャイナタウン。もちろんバンクーバーにもあります。
バンクーバーのチャイナタウンは、ダウンタウンから少し東側に位置していて、ここも中華料理店や食材屋さんが多く立ち並んでいます。
ただ、バンクーバーオリンピック以降は、バンクーバーイーストサイドはちょっと危ないエリアになってしまったようで、イーストサイドに近いチャイナタウンもあまり安全とは言えない雰囲気。
知り合いの香港出身者には、「チャイナタウンにあった美味しいお店は全部、リッチモンドに移っちゃったよ。」と言われました。
リッチモンドはバンクーバー空港があるエリアで、ここは特に香港をバックグラウンドに持つ人が多く住んでいて、至る所に漢字の看板が見られます。
バンクーバー近郊で、チャイナタウン、リッチモンド以外に中国っぽい雰囲気を感じられるのが、バンクーバー最大のショッピングモールMetrotownの隣にあるThe Crystal Mallです。先日この近くに住むお友達に案内してもらって周辺をウロウロしてきたので、今回の記事で詳しく紹介します。
クリスタルモールに溢れる中国語のポスター
このThe Crystal Mallがどのくらいカナダっぽくないのかをお見せしておくと、まずこちら、貼ってあるポスターとか置いてあるリーフレットとかが全部中国語。
そして一歩足を踏み入れた瞬間に聞こえてくるの言語も95%中国語。店員さんの呼び込みの声ももちろん中国語。
普通はこういうポスターとか、街中に貼ってあるものだと中国語+英語で書かれてることが多いんですが、ここは特別でした。
クリスタルモール内のお店のメニューも中国語
そしてこちらはお店のメニュー。赤くどーんと書かれている方が中国語。その下に小さく黒く書かれているのが英語…まあこれはカナダにあるどこの中華料理屋さんでも同じような気がしますが。
日本人の悲しい性で漢字に親しみがあるせいか、それともただ赤く目立つ方に目が行っちゃうだけか分かりませんがとにかく読みづらい。
牛肉は分かるけどその後ろなんて書いてあるのか分からん!とか思って中国語と英語とを行ったり来たりして解読。…最近は中国語も勉強してるので、ちょっと読めるようになってきたけどっ!
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The Crystal Mallのフードコートで中華料理を安く楽しむ!
ここに来た今回1番の目的がフードコート!
中華料理のレストランはダウンタウンをはじめ至る所にあるんですが、ここThe Crystal Mallは安くていっぱい食べられて、そして何より雰囲気がすごく中国!ということでずっと行ってみたかったんです。
安い代わりにデビットカードやクレジットカードは使えず現金のみというのがちょっとだけ難点なんですが…(カナダではほとんどのお店でデビットかクレジットを受け付けてくれるので、カナディアンもキャッシュ持ち歩かない人は結構多いです。わたしもこちらに来てからはほとんどキャッシュを持ち歩きません。)
フードコート内には20近くお店が入っていて迷いまくったのですが、今回は下の2カ所に挑戦しました。
白玉兰麵家 Shanghai Dim sum House
小籠包が唐突に食べたくなって1週間。ずーっと小籠包食べたいって呪文のように唱えていたわたしは早速小籠包をゲットすべくフードコートの奥へ。もちろんほかにもメニューはありますがもう小籠包しか目に入らない。
この白玉兰麵家は、いつも行列ができている人気のお店です。
お店のカウンター越しに、店員さんが手際よく小籠包を包んでいるのが見えます。熟練の技…。
今回はもちろん蒸した小籠包($4.95)と焼き小籠包($5.55)を注文。それぞれ5個入りです。
合わせて$10.50(1CAD=85円換算で約890円)也。
安っ。
今まで食べたことのある中華料理店を参考に考えるに、普通は小籠包6個入りで$7くらいが相場と思われますのでここはホントに安いです。
楓味粥粉麵飯 Fung May Chinese Cuisine
朝ご飯も食べずにでかけたので超腹ぺこだったわたし。
小籠包だけでなく目に入ってきた「臺灣(台湾)」の文字につられフラフラとおかゆ屋さんへ。
ここも激安です。おかゆが$5.50〜(約470円)で食べられます。
メニューの数がすご過ぎて決められない…迷ったあげく、卵と白身魚のお粥に決定。
こんなに食べても15ドルちょっと!
というわけでこちらが注文したもの全部です。
普通の小籠包と焼き小籠包とお粥で$15くらい、なんてお財布に優しいんだ…ちなみに小籠包は2人でシェアしたので、実際わたしが払ったトータルコストは$11ほど。
ダウンタウンの中華屋さんで同じボリュームを注文したら$25~30はすると思います。さすがThe Crystal Mallコスパ最強。
で、肝心の味のほうなんですが。
まずは普通の蒸してある小籠包から。
皮が厚い!(笑)
もうちょっと皮の薄いお上品なのを想像してたんですが、まあこれはこれであり。ボリューム感があってわたしは好きです。そして肉汁めっちゃ出てくる!これぞ小籠包の醍醐味ですね。毎日一回食べたい…
焼き小籠包も外側カリカリで美味しい。これは厚めの皮がいい仕事してます。酢醤油(?)がっつりつけていただきます。
そしてお粥、たぶんcod?タラかな、白身魚の切り身がゴロゴロ入っててすごい。香港で食べたお粥みたいに優しい味!おすすめです。
2021年6月追記
先日クリスタルモールへ出かけた際に、久しぶりにフードコートで食事をしてきました。
またもや上の写真にあるFung May Chinese Restaurantへ…しかし今回はおかゆではなく、前から気になっていた台湾牛肉麺!
アッツアツです。
「辛さはどうするの?」って聞かれたので「小辣(ちょっとだけ辛い)」で注文したところ、食べた後に鼻水がいっぱい出て鼻が全開通するくらいには辛かったです。美味しかったんですけどね!!
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お腹がいっぱいになったら1階でお買い物!
さてお腹が落ち着いたので(食べ過ぎてベルトちょっと緩めたけど)つぎは1階のお買い物コーナーへ。
フードコートのある2階にも、おもちゃ屋さんや美容用品関連のお店、あとは日本のメジャーなお土産が売っているお店もあるんですが、特別紹介する程ではないので今回はスルーです。しかも高いし。東京バナナが$36で売ってて「3倍するよおおおお」って変な声出たよ…。
乾物屋さんや手作りのお豆腐屋さん・冷凍点心が特におすすめ
1階におりると、八百屋さんや乾物屋さん、冷凍点心のお店などなどが所狭しと軒を連ねています。
この八百屋さんの安さも魅力。でもやっぱり値段表示は全部中国語。漢字だからギリギリ理解できますが💦
そして白菜やごぼうなど日本でおなじみの食材も扱いがあるのが嬉しいところ。でもよーく見ないと結構傷んでる物が普通に売ってたりするのでそこだけ要注意。
わたしがいいなと思ったのが、乾物屋さんとお豆腐屋さん、冷凍点心屋さんです。
乾物屋さんではアズキや白インゲン豆が安く手に入るので、餡子を家で作るわたしはテンションだだ上がり。ほかにも薬膳スープとかの材料が一通り揃うので◎
あとお豆腐屋さんは手作りなのもオススメポイントだけど、湯葉やおからが手に入るので要チェック。
冷凍点心屋さんは、餃子が50個入って$15程と結構お得なので一度見てみて欲しい!
The Crystal Mall まとめ
以上、こんな感じでThe Crystal Mallの活気を感じてきた一日でした。
ダウンタウンからだとバーナビーはちょっと遠く感じるけれど、スカイトレインを使えば30分くらい。おやすみの日にでもチェックしに行ってくださいね〜。
また、バンクーバーにはほかにも美味しい中華料理が食べられる場所がありますので、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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