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カナダと日本の小麦粉の違い お菓子やパンを作るときに知っておくと便利なこと

カナダでお菓子やパンを作る時に注意!小麦粉の種類の違いについて カナダ生活

カナダでパンやお菓子を作るとき、どの粉を買えば良いのか迷ってしまったことはありませんか?

カナダで売っている小麦粉と、日本で売っている小麦粉、実は同じようで種類が違うんです!違いと使用目的別おすすめを解説します。


カナダで一般的なAll Purpose Flour (AP flour)

カナダのスーパーマーケットで一番良く目にするのが”All Purpose flour”と書かれた小麦粉。

わたしがカナダにきた当初は「これって薄力粉と同じようなものかなー?」と思って使っていたのですが、なんだか焼き上がったものの食感がどっしり重い…ホワイトソースを作ってもなんだか仕上がりが固い…?

それもそのはず、カナダで一般的な小麦粉All purpose flourは日本で言うところの中力粉だったんです。

調べたところによると、日本の強力粉・中力粉・薄力粉はカナダで該当するものを探すと下記のようになります。

強力粉:Bread Flour

中力粉:All purpose Flour

薄力粉:Pastry FlourまたはCake Flour

グルテンの含有率やタンパク質量の違いがそれぞれあり、日本でパン作りに使う中力粉と完全に同じものはカナダでは残念ながらなさそう。



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AP flourのタンパク質含有量

Bread flourとAP Flourについて違いを調べていたところ見つけたサイトによると、AP Flourのタンパク質含有量は9-11%とのこと。

The protein content of AP flours are standardized during processing to between 9% and 11%.

https://www.bonappetit.com/story/difference-bread-all-purpose-cake-pastry-flour


一方で日本の小麦粉は、準強力粉のタンパク質含有量が9~11.5%
(参考サイト: https://www.flour.co.jp/knowledge/flour/

ということで、タンパク質の含有量だけ見るとAP Flourは準強力粉ということになりますが、グルテンの含有量は日本の中力粉の方が多いようです。



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日本のレシピで作るならとりあえずだいたいはAP flourでOK

わたしは時々カナダで、日本のレシピを参考にお菓子やパンを焼くことがあります。このときに使っているのはだいたいAP Flourです。

特にパン作りで『中力粉』と書いてあればAP Flourで大丈夫ですし、マフィンやバナナブレッド、スコーンなどなら『薄力粉』と書いてあってもAP Flourで代用することが多いです。多少出来上がりがずっしりした感じにはなりますが、まずまずおいしいものが出来上がります。

当ブログのレシピで『小麦粉』と書いてあるものは、特別記載が無い限りはAP Flour(日本のもので作る場合は中力粉でOK)です。

ただし、ケーキなど(特にシフォンケーキなど軽い仕上がりを目指す場合)は、AP Flourではコシが強すぎて難しいです。さっくり・軽い仕上がりにしたい場合は、Pastry Flour またはCake Flour(薄力粉)を使ってください。

カナダのどのスーパーマーケットでも大体Pastry Flourは置いてあると思うのですが、もしも見つからない場合は『薄力粉100=AP flour 80g+コーンスターチ20g』で似たような感じになるそうです。バンクーバーでお菓子職人をしている方が、以前呟いていらっしゃいました。



まとめ

ということで、カナダにきた当初から疑問だった「AP Flour=中力粉なのか?」問題ですが、とりあえずは日本のレシピで「中力粉」と書いてある場合にはAP Flourの代用で概ね問題なさそうです!

一件落着なり!

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