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【カナダゆるっとエコライフ】カナダに住んで考える『エコフレンドリー』なライフスタイルとは

カナダに住んで考える『エコフレンドリー』なライフスタイルとは エコライフ
カナダに住んで考える『エコフレンドリー』なライフスタイルとは

カナダに住んで3年、日本に住んでいたときと比べて、環境問題に目が向くようになりました。
バンクーバーという自然と都会が隣り合った街に住んでいるせいかもしれませんし、日本よりも少しゆっくりした田舎のような生活になって余裕ができたせいかもしれません。

今日はこちらに住むようになってから一層意識するようになった「エコフレンドリー・グリーン」なライフスタイルについて、私が考えるところと実践していることについてシェアさせてください。


最近よく目にする深刻な環境問題の記事

Climate change: 12 years to save the planet? Make that 18 months
"Last year, the Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC) reported that to keep the rise in global temperatures below 1.5C this century, emissions of carbon dioxide would have to be cut by 45% by 2030.
But today, observers recognise that the decisive, political steps to enable the cuts in carbon to take place will have to happen before the end of next year.
The idea that 2020 is a firm deadline was eloquently addressed by one of the world's top climate scientists, speaking back in 2017."

https://www.bbc.com/news/science-environment-48964736

最近の記事を一つ紹介させてください。

これは「昨年の段階で、地球の気温上昇を1.5℃未満に食い止めるには2030年までに二酸化炭素の排出を45%削減する必要があると報告されていたが、現在の報告ではそのデッドラインは2020年末である」という内容の記事です。(日本語翻訳は見つけられませんでした。見つけたら追加で記載します。)

上の引用は一つの例に過ぎませんが、最近の環境問題記事に目を通していると、気象変動等の問題は私たちが思っている以上に深刻になってきていると感じます。

他の記事では「近い将来、ミレニアル世代の子ども達の世代で生存するために食料を奪い合って殺し合うような環境になるかもしれない」という内容がかかれていたりもしました。

これが今回、このブログ記事を書こうと思ったきっかけです。


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カナダのいいところって

話は変わってカナダのいいところですが、実際にカナダに住んでいて「こんなところが素敵」と思うことはたくさんあります。

LGBTQフレンドリーだったり、移民の国の中でも「モザイク」と言われる「多様性を認め合う」社会、とてもeasy-goingな国民性などなど。

でもそれだけじゃなく、環境問題に対する取り組みも、カナダの方が日本よりも進んでいると思うのです。


『普通の人レベル』でエコフレンドリーを意識している人が多い

その中でもバンクーバーに住んでいて思うのが、環境問題に関心が高い人が多いということ。

どう表現したらいいのか分からなかったので『普通の人レベル』と書いてみましたが、政府単位の環境への取り組みではなく、普通の人が普段の生活のなかでできることをやろう、という風潮がとても進んでいるように感じます。

問題への向き合い方は人それぞれですが、エコバッグは割と当たり前に持ち歩いている人が多いし(プラスチックバッグに数セントかかるお店が多いせいかもしれませんが)、リサイクルをきちんと分けたり、ヴィーガン・ベジタリアンやペスカトリアンと言うように普段の食生活を通して環境問題に向き合っている人も多いです。

それに加えて、私たちが普段利用するビジネスでも使い捨てのカップ等は生ゴミとして捨てられる(バイオグレイダブル)のものを使ったりするお店や、プラスチック袋の代わりに紙の袋を使用するお店を目にします。

ヴィーガン・ベジタリアン向けの外食店も日本よりもずっと多いし、普通のレストランでも菜食主義に対応するメニューを揃えていることが珍しくありません。


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自分もなにか身近なところから取り組めないか考えてみた

そんなカナダに住んでいることと、先述の環境問題記事を折に触れ目にすることが多くなり、自分でもなにか普段の生活から身近に取り組めることはないかと考えて、実践してみることにしました。

自分の生活を振り返ってみると、普段の生活で簡単にできることは意外と多いです。少しその内容をシェアしていきます。


実際に生活に取り入れていること

プラスチックの利用を減らす

買い物の時のエコバッグはもちろん、過剰な包装の商品は買わないようにする(日本・韓国等のお菓子はとにかくパッケージが過剰です…)ことを心掛けています。

エコバッグ持参は買い物袋にお金のかかるお店では節約にもなります。
野菜等をバルク(いくつかずつで包装されておらず1個ずつ山から選んで買える)で買うときも、なるべく紙の袋を使っているお店を選んだり、そもそも袋が要らないようなものならそのまま必要な個数だけ取ってレジへ持って行けば済むことだと思います。

404 NOT FOUND | カナダ移住生活百科。Sugar, Spice and …
カナダ移住生活ブログ。バンクーバー現地情報・節約方法・英語学習のヒント・旅行・ワーキングホリデーについて。

それから、日常生活で使うサランラップ。1回だけ使って捨ててしまうプラスチックの代表的存在ですよね。

うちではなるべく蓋付きのコンテイナーを使ったり、ビーワックスラップ(蜜蝋ラップ)を自作したので、これを使うようにしています。お気に入りの素敵な柄の布で作ったので、キッチンがちょっと可愛い感じになっていい感じ。思わぬ副効果でした(笑)。


肉屋・魚屋から買う

野菜のバルク買いもそうですが、お肉はお肉屋さんで、魚は魚屋さんで買うと商品のパッケージを無駄にせず済む…かもしれません。

スーパーマーケットではスタイロフォームとサランラップで包まれている肉や魚も、お肉屋さんや魚屋さんならバイオグレイダブルの紙に包んで渡してくれることがほとんどだからです。

魚屋さんで特におすすめは、バンクーバーならThe Fish Counterというお店。このお店はオーシャンワイズというプログラムの加盟店なので、その点もおすすめポイント。
併設のイートインスペースもおすすめなのでぜひこの別記事も読んでみてください。

マイカップ持参

カフェなどで飲み物をto-goで頼む時には、できるだけマイカップに入れてもらいます(マニュアル的に不可の場合は諦めますが…)。

バイオグレイダブルのカップを使っている店で購入するのももちろん一つの手ですが、そもそもマイカップ持参ならそのカップを無駄にしなくて済みます。

マイランチボックス持参

食べ物をto-goで買う時にもマイボックス持参は◎

衛生上の理由で受け付けてくれないお店もありますが、ダウンタウンバンクーバーのとあるPokeレストランなどは「マイボックス持参で割引」を実施しているので、マイボックス持参はお財布にも環境にも優しいです。

エコフレンドリーなものを使う

ざっくりと「エコフレンドリーなもの」と書きましたが、最近はスキンケア商品や衣類、食器など色々なものでエコフレンドリーな商品が展開されています。

たとえば下にあげるのは私のおすすめの日焼け止め。日焼け止めの成分での海の環境汚染がニュースになったりしていますが、みんながこういうものを使ってくれるようになったら変わるのではないか、と思っています。


グリーンな買い物を心掛ける

「グリーンな買い物って何だ?」という感じですが、私が心掛けているのはシンプルに「必要なものしか買わない」ということ。

食品にしても食べきれずに捨ててしまうのは勿体ないし、衣類やその他日用品も「新しくどうしても必要になったら買う」という至ってシンプルなことを基準に買い物をしています。

それから「なるべくローカルのものを買う」ことも一つ。
特に食料品等で言えることですが、地元で採れたものならば運搬にかかる燃料が少なくて済んでいるわけですし、そういうものを買うことで間接的にでも環境問題に寄与できます。

プラスチックなどの個包装ゼロ、廃棄ゼロ、なんでも必要な量だけ買えるこんなお店もバンクーバーにはあります。


食生活について考える

肉や乳製品の消費と環境問題の関係は最近特に知られてきているところですよね。

しかし環境問題を考えて、今日からいきなりヴィーガンになる!肉は食べません!…というのはかなり厳しい話なのです(まだちょっと心構えが無理ですごめんなさいorz)。

それでも、こんなメンタルの脆いわたしでも「平日はなるべくお肉は使わない。もしも使うなら牛よりも豚、豚よりも鶏にする」というようにささやかながらも気を付けて食事を作っています。(牛>豚>鶏の順でCO2排出に大きく関係しているため。)

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使わない・新しく買わない決断

「グリーンな買い物」に共通することですが、使わない・新しく買わないというのも心掛けているポイント。

たとえば何かを買う時に、「環境のために」とリサイクルされた原料が使われているものを選んでも、そのリサイクルのためにエネルギーがかかっていたりして、結果として環境問題に対してプラマイゼロ…ということもありえるからです。

それよりは、今あるものを大切にして、少しくらい壊れてもまだ使えるものなら手入れをしながら長く使った方がいいと思うのです。

それから「使わない」ことも視野に入れるということ。
我が家では洗濯の時に使う柔軟剤は環境汚染と自分たちのアレルギー問題に関係があるということで、使うのをやめました。

洗剤等も、市販のケミカルなものを使うのをできるだけやめて、手作りするようにしています。大体のものは重曹とお酢やレモン汁(クエン酸)などがあれば簡単にできてしまいます。

あとはおばあちゃんの知恵袋的ですが、お米のとぎ汁なんかも使えます。

ケミカルなものを使っていたときは、お風呂掃除のときに「うわああああ自分にかかったああああ!」などとやっていましたが、自分で作ったものならこんなことになっても「まあいいやー大丈夫」という感じなのもいいところです(笑)。


どうしても必要・欲しいときは

上記の「買わない・使わない」を心掛けていても、何かどうしても入り用になったりすることはもちろん出てきます。

そんな時にちょっと、買い物先・入手先として候補に入れて欲しいのが"Thrift Store"です。(大多数が)非営利で運営されている中古ショップといった感じのもので、カナダではよく目にします。

Thrift Storeではまだまだ使えるものが安く売られていますし、売上は困っている人の支援に使われるので「いいことした感」もあっていいことばかり。

洋服や靴を扱うThrift Storeが多いですが、食器や家具等が充実している店舗もあります。ぜひお気に入りを探してみてください。


さいごに

以上、とっても長くなりましたが、最近の環境問題記事に関して思うところをつらつらと書いてみました。

わたしも完璧に実践しきれているわけではないですし、6割くらいの感覚でゆるーく頑張っている感じですが、みんなが大なり小なり何か意識して生活して地球の危機をゆるく乗り切れたらいいなーと思っている所存です。

それでは今回はこの辺で。

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