個包装を極限まで排除してPlastic-Free&Zero-Wasteを目指すグローサリーストアがバンクーバーのブロードウェイ沿いにあるのをご存知でしょうか?
昨年オープンしたグローサリーストアNada、本日はこちらをご紹介します。
高まる環境問題に対しての意識
"We are not just some kids skipping school or some adults who are not going to work," climate activist Greta Thunberg told thousands of protesters in Vancouver. "We are a wave of change. And together we are unstoppable."
— CBC British Columbia (@cbcnewsbc) October 26, 2019
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世界中で大規模なClimate Strikeが行われたり、先週金曜日にはスウェーデンから環境活動家のGretaさんがFriday For Futureに参加してバンクーバーアートギャラリーの前がすごいことになったりと、ここ最近環境問題への関心が頓に高まっているのを感じます。
環境問題といえば、プラスチックの利用をなるべく減らしたり、新しいものを買うのではなく今あるものをなるべく長く使ったり、リサイクルしたり…インパクトは小さいかもしれませんが、家庭でできることも結構ありますよね。
カナダのスーパーマーケットはプラスチックバッグに5¢程度かかることがほとんど。
それもあってエコバッグが推進されています。
が、スーパーマーケットで買い物をしていると、意外と目につくのが野菜などの個包装。キュウリが一本ずつラップされていたり、セロリの束がプラスチックの袋に詰められていたり、「せっかく買い物袋持参でなるべくプラスチックがいらないようにしてるのに、それって結構無駄になっちゃわない?」と思うことが多いのも事実。
で、もうちょっとどうにかならんもんかなーと思っていたときに発見したのがこのPlastic-Freeを掲げるNadaだったのです。
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プラスチックフリーのグローサリーストアNada
Nadaでは野菜や果物などのProduceから小麦粉やベーキングソーダなどの粉類、お米や豆類にお肉、ソースやリキッドソープ等、すべてが個包装なしで販売されています。
環境問題に関心の高いオーナーさんが、「スーパーマーケットでは過剰な包装や廃棄が多い。No-wasteや廃棄を減らせないものか」と考えてPop-upショップからスタートし、オープンしたのがNada。
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Nadaでの買い物の仕方
野菜が包装なしで一個ずつ売ってるのは割と(日本でも市場や、海外ならスーパーマーケットでも)普通だけど、小麦粉や液体のものはどうするの?
こんなふうに思った方、Nadaで推奨しているのが『BYOC』つまりBring Your Own Containersなんです。
買い物の仕方を説明しますね。
- まずはお店の入り口付近にあるスケール近くで、タグをゲット。
- タグをタップして登録します。
- 持ってきた空の容器にタグを付けて、スケールで容器の重さを測ります。(※蓋も一緒につけたまま)
- 測り終わったら、欲しいものを容器に詰めてキャッシャーに持って行きます。
- キャッシャーの人に何を詰めたか伝えて(パッと見てすぐ分かるものは言わなくても大丈夫な場合もありますが)詰めた分の重さを測り、お金を払ってお買い物終了!
簡単です!
もしも持参の容器で足りなかった場合にはNadaでも買うことができますし、ジャムやトマトペーストの瓶などの再利用品がFree Containerのボックスに入っています。
Nadaで買えるあれこれ
Nadaで買えるものは基本的に普通のグローサリーストアで買えるものと変わりません。
野菜・果物・お肉(ヴィーガン用のものも多数あり)・パン・お米・豆類・乳製品・卵・小麦粉などベーキングに必要なもの・ハーブやスパイス・調味料などなど…挙げたらきりがないですね。
このお店のいいところは包装がされていないのでなんでも必要なだけ買えること。
野菜はもちろん1個から、粉類は何グラムでも必要なだけ、なんなら卵1個だけとか、ハーブ一房だけとかもアリです。
必要なものを必要なだけ。これって基本的なことですが、何故か難しくなっている現代…これができると無駄が出ないので、節約にも繋がりますよね。
牛乳など一部製品はあとで容器を返却すれば小銭が返ってくるデポジット制になっています。食中毒とかハイリスクなものはこの方が確かに安心。
エコフレンドリーなお店だけあって、オーガニックだったりヴィーガンの人向けのセレクションが結構あるかなーという印象。
他にも使い捨てじゃないストローも売っています。
一度延期になっているけれど、バンクーバーは来年にも使い捨てストロー禁止ですからね。必要な人は買っておくといいかも?わたしは直飲みです(笑)。
あ、そうそう。このお店で変わった売り物と言えばタマリでしょうか?お味噌を作ってるときに滲み出てくるあの液体ですね、たまり。たまり醤油のたまりです。
まだ買ったことはないですが、こんなものどこから仕入れてきたんだろう…(笑)。
お店にはカフェが併設されていて、売れ残ったものでスープを作ったりして提供されています。
Zero-wasteが徹底されていてすごいなー。
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Nadaで見つけたものでこんなエコ掃除アイテム作ってみた
ついにクエン酸を手に入れた!プラスティックフリーの店にあった!トイレットボウルのクリーニングボムを作ろうとずっと探してたのだ。前に相方に一度違う店で探してきてって頼んだら「お店の人にないって言われたから代わりに🍋買ってきた」て言われて笑ったw間違ってないけどそれwBSと反応してまうw pic.twitter.com/2JKHqQkL3G
— Meg🇯🇵🇦🇺🇨🇦☕️x👩🎨 (@meg3van) October 27, 2019
エコな掃除アイテムといえば、代表的なのが重曹(ベーキングソーダ)とクエン酸!
クエン酸、日本だと薬局なんかですぐ買えますよね。そのノリで近場のShoppers(カナダ大手のドラッグストア)に行ってみたのですが、玉砕。
ちなみに英語でクエン酸はCitric Acidと言います。柑橘類のCitrusと同じ語源かな。
とにかくこのCitric Acid、ついにNadaで見つけたのでゲットしましたー!!(行く前にどうしても、取り扱ってるって確証が欲しくて、電話で問い合わせまでしました。笑)
で、作ったのがトイレットボム!
トイレの中に入れておけば勝手にシュワシュワして、こすらなくても汚れを落としてくれるアレです。
このトイレボムなんですが、適当なアロマオイルでも数滴混ぜて作れば香りもいいし、すぐ作れてコスパもいいのでめっちゃおすすめ。
ベーキングソーダは500gで2ドルしないぐらい、クエン酸は100gで$2.89だったし、あと必要なものは台所用洗剤がちょびーっとですからね。アロマオイルはあればいい匂いがするけどなくてもいいし。
まとめ
とまあ、こんな感じで廃棄ゼロを目指すお店Nadaのご紹介でした。
うちもガチガチに「これは環境に悪いからだめだ!赤肉は温暖化に寄与するからいかん!」とかやってるわけじゃないですが、なんかこうユルーく、自分の手の届く範囲でなにかできないかなーと言う感じでやっております。
普段の生活をしながらちょっといいことした感があって自分も、多分巡り巡って周りもハッピーになれる。そんな感じでユルくなにかエコなことができるお店だなーと思います。
もしも興味があったら、Nadaに行ってみてくださいませ。
店舗情報
Address: 675 E Broadway, Vancouver, BC V5T 1X7
Website: https://www.nadagrocery.com/
Price: $~$$($~$$$)
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