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バンクーバーで結婚式!準備と費用・必要なものまとめました

バンクーバーで結婚式!準備と費用・必要なものまとめ カナダ生活

カナダ、BC州で結婚するにあたって、必要な手順をご存知でしょうか?

バンクーバーで結婚式をするにあたっての準備や費用を、実体験から細かくまとめました。私たちはてんやわんやでしたが、皆さんは焦って色々足りない!とならないように、読んでいただければと思います。

日本なら役所に紙を出すだけで済む結婚。ウェディングセレモニー自体はパフォーマンス的な部分が大きいですが、国が変わるとそうもいかなかった…という話です。

BC州での結婚手続きにはセレモニーが必須だった…

バンクーバーで結婚式!準備と費用・必要なものまとめ

わたしは相方がオンタリオ州出身なので2人とも知らなかったのですが、バンクーバーのあるBC州ではなんと、結婚するにあたってセレモニーが必須…。
日本だったら役所に紙だけ出せば完了なのに、マジかよー!!!(ものすごく本音)

わたしたちカップルの場合、当時既にコモンローでパートナー関係にあったので、正直この「結婚が成立するためにはセレモニーをしなければいけない」というのを知った時はびっくり。(わたしの永住ビザはコモンローで申請して下りていました)。

日本で和装のウェディングフォトも家族で撮ったしで、結婚関係のことはやりきった感が満載だった2人。(ちなみに千葉の『小さな結婚式』さんで、急遽予定を入れてもらって写真を撮ってもらいました!!スタッフさんも大変素晴しく本当に色々無理を言って申し訳ありませんでしたorz 千葉県民のみなさま、小さな結婚式千葉チェペルさんが超おすすめです。フォトウェディングも小規模も快く対応してくださいます!!あ、全国各地に店舗があるみたいです!宣伝です!)

「Courthouse(裁判所)に行って書類上の結婚手続きだけやって、式とかは要らないよねー(パートナーの出身州であるオンタリオ州では、結婚式なしで裁判所での手続きだけでOK)」と話していたのですが、あれ…調べたらなんかちょっとそういうわけにはいかないっぽいぞ…?ということで急遽、セレモニーを行うことになったのでした。

「なんでこんなことやらなあかんのやー!州政府が結婚するカップル達からお金巻き上げて経済に貢献させてるとしか思えん!」と、愚痴りながも結婚を決めた今年6月にセレモニーの準備を始めた2人だったわけですが…

ここからがちょっと大変で。

らすさん
らすさん

どうしても結婚式が必要ならじゃあ、せめて両家の親だけは呼ぼう!

めぐさん
めぐさん

日本のわたしの両親をトロントまで連れて行くのは大変だよね…ステイ先の確保とか移動とかなにかと。やっぱりバンクーバーだな。

らすさん
らすさん

10月以降になるとバンクーバーは雨が降り始めて天気がやばそう…

2人:9 月 中 に どうにか片を付けなければ!!

という流れで急遽、9月まで3ヶ月を切った状況で準備をし始めたのでした。やれやれ…


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結婚までの流れ:to-do list

バンクーバーで結婚式!準備と費用・必要なものまとめ

てんやわんやで準備し始めたわたし達だったわけですが、これから結婚式をあげる方達はそんなことになりませんように💧

分かりやすいように、結婚までの大まかな流れをざっと書き出してみました。

1. マリッジライセンスの取得。
2. マリッジコミッショナーを探して予約する。
3. マリッジコミッショナー同行のもと、結婚式を行う。
4. セレモニーの際に記入した書類をVital Statistics Agency(人口統計局)に提出。(提出するのはマリッジコミッショナーの仕事。)
5. 2~3週間後に郵送されるMarriage Certificate(結婚証明書)をゲットして完了。

リストにしてみるとそんなに複雑でもないですが、すべてギリギリ間際で準備していたわたしたちはかなりワタワタしていました。

これを読んでいる方はそんなことにならないよう、前もって準備をおすすめします…。

さて、上のリストの内容を詳しくみていきます。

1. マリッジライセンスの取得

まずはマリッジライセンスを発行してくれる場所を探します。
ガバメントのウェブページから検索できるので便利。
https://www.health.gov.bc.ca/cgi-bin/vs/marriage_offices.cgi

この書類は結婚式の当日に、マリッジコミッショナー(後述します)の下で記入して提出するものになります。

わたしたちの場合は、自宅近くのロンドンドラッグに入っている保険会社から購入しました。
申請料に100CAD(2019年6月時点)が必要です。この際の申請料は払戻し不可なので注意。
ライセンスの申請時には、結婚する当事者双方の本人確認書類(PRカード、パスポートやドライバーズライセンス)が必要になります。

※認可証は、90日間有効ですので注意してください。

2. マリッジコミッショナーを探して予約

マリッジコミッショナーとは、BC州より認可を受けて結婚式を執り行う人。

こちらもBC州政府のサイトから検索できます。
https://www2.gov.bc.ca/gov/content/life-events/marriage/marriage-commissioners
自分で探してもいいですし、どなたかに紹介してもらうのもアリです。

わたしたちは紹介してくれる人がいなかったので(まじで州内に友達いないです…汗)、最初から一人には絞らず、写真を見てよさそうな人たちを5人くらい選び「9月のだいたいこの辺の日程でセレモニーしたいんですが…」と言った具合に連絡、スケジュールとフィーリングが合いそうな人を絞っていきました。

マリッジコミッショナーによっては、結婚式の前に実際に会って、打ち合わせをする人もいるようです。
わたしたちの選んだ方は、すべてメールでのやり取りで大丈夫でした。

コミッショナーの費用はCivil Ceremony(民事結婚式)で75カナダドル+GST(税金)=78.75カナダドル。それから、もし必要な場合は、コミッショナーの移動費用もこちらの負担になります。
上記の費用は1時間分で、それ以上の場合は1時間あたり25CADが追加でかかります。

3. 結婚式を行う

近いの言葉や指輪交換など、自分たちのスタイルの結婚式でOK。
特にこれをやらなければだめ、というのはないようです。

ただし、ウェディングコミッショナーのもとで書類への記入は必須。先述のマリッジライセンスとレジストレーションオブマリッジ(結婚登記書)にサインをします。
結婚する本人達2人とWitnesses(証人)となる人が2人、それからマリッジコミッショナーのサインが必要です。

ちなみに、わたしは自分の結婚式の時、参列してくれたお友達の子どもと追いかけっこをしていたら、マリッジコミッショナーさんから「サインにはあんたの立ち合いも必要なんじゃー!大人しくそこにいて!」と怒られました…すみませんでした(笑)。

4. 必要書類をVital Statistics Agency(人口統計局)に提出

結婚式でサインした書類をVital Statistics Agencyに提出します。
これは本人達ではなく、マリッジコミッショナーの仕事になりますのでお任せです。

5. Marriage Certificate(結婚証明書)をゲット

結婚式から2~3週間でマリッジサーティフィケートが届きますので、これで全部完了です!
おめでとうございます!

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結婚式のためにそのほか必要なもの・準備したことリスト

さて、結婚手続きの大まかな流れが分かったところで、上記のほかにどんな準備が必要だったかをシェアしていきます。

結婚式の場所決め

バンクーバーでの結婚式でメジャーな場所はいくつかあります。

屋外ならクイーンエリザベスパークやヴァンデュッセンボタニカルガーデン、スタンレーパークなど、バンクーバーで必ずガイドブックに載っている観光名所としても有名な公園が人気でしょうか。
クイーンエリザベスパークなら美しい植物に加え、小高い山になっているのでバンクーバーの景色が一望できますし、ヴァンデュッセン植物園は「植物園」というだけあって他のパークよりも花々の手入れがよくされていて綺麗です。海と山に囲まれたバンクーバーの景色を両方楽しみたいなら、スタンレーパークがいいでしょう。スタンレーパークならガスタウンもそこまで遠くないので、結婚式の前後でガスタウンへ行って、おしゃれなレンガの町並みを背景に記念の写真を撮影するのもいいと思います。

また、バンクーバーは冬の時期、レインクーバーと呼ばれるくらい雨が多いので、秋の終わりから春先までの天候がちょっと不安な季節なら、屋内も検討しておいたほうが無難です。
規模にもよりますがレストランのパティオを借りたり、日本と同じようにホテルで行うカップルももちろんいます。

わたしたちが実際に結婚式の下見に行ったのは、ドイツ料理のレストランとおしゃれなハイティーのカフェ、クイーンエリザベスパークとヴァンデュッセンガーデンのレストランの4カ所です。


レストランとカフェはそれぞれ様子を記事にしてありますので、もしもよければ上のリンクから覗いてみてください。

ゲストは誰を呼ぶ?

セレモニーで悩むのが、誰をゲストに呼ぶかです。
友達まで入れるとどこまで呼ぶかが難しいし、親戚も同じく…

わたしたちが取った作戦は「日程を木曜日にして来られる人を絞る」でした。

相方の親戚はほぼトロント周辺に住んでいるので、バンクーバーに来るには5時間のフライトが必要。わたしの親戚は全員日本なのでもっと難しい。

ということで、「両家の両親+弟達+バンクーバーにいる少数のごく近しい友人たち」というこじんまり規模を前提に進めていきました。

カナダの親戚達には「9月のこの木曜日にバンクーバーでセレモニーやります!来てくれたら嬉しいけど、週末じゃないし難しいと思うから無理はしないでね!!セレモニーに来られなくても、年末にまた会えるからその時に!!」という主旨のメールを発送。

わざわざ来てもらうのも大変ですし、来るとなったら結婚式のプレゼントとかも心配させちゃいますしね。(これに関しては上のメールをした時に「もしもくれようとしてくれててもそのお金でチャリティーに寄付してくれた方が嬉しい」ということを伝えました。)

いろいろ削ぎ落としてスリムな結婚式にしたほうがお互いのため!という選択です。

遠くからのゲストのステイ先の確保

相方の両親と弟さん夫婦、わたしの両親と弟はセレモニーのためにバンクーバーまで来てくれることが早い段階で決まっていました。

遠くから折角きてもらうなら、ステイ先の面倒はこちらでみようと早々に宿探しも開始。
「新しくファミリーになるから一緒のステイ先がいいねー」とAirbnbで全員一緒に泊まれる一軒家を探して抑えました。これが決まるまでまた大変だったわけですが…💧

セレモニーにかかった費用

さてセレモニーにかかった費用について。

セレモニーはクイーンエリザベスパークの一角で少人数で行ったので、会場費用無料!
15人以上だとお金を払わなければいけないようなのですが、総勢14人だったので会場のコストはゼロでした。

マリッジライセンス申請費100CADと、マリッジコミッショナーの交通費等も含めた費用が約95CADでしたので約200CAD。

そのほか自分たちの衣装の費用はわたしのドレスが某フリマアプリで3,000円、靴は白系がなかったので楽天でこれまた3,000円ちょっとのものを購入して家族がカナダに来る時に持ってきてもらい、相方はお父さんがその昔結婚式で着たスーツとネクタイを引き継いでほぼゼロコスト、ブーケとブートニアだけはちょっとお金をかけて150CAD…

書けば書くほど安い結婚式だったのがバレますね…
自分たちの服装も含めて、セレモニー関係の費用は500CADかかっていません(笑)。

セレモニー自体を安く抑えた代わりに、セレモニー後のレストランの食事ではゲストに好きに食べて飲んでもらってここにお金を使おう!ということにしました。
自分の信条として、「ご飯がおいしいウェディングパーティーはいい思い出になる」ので(笑)。


靴はこちらを購入しました。以前にも、友人の結婚式で履いた靴を購入したことがあるお店でめっちゃおすすめです。野外のセレモにーって数十分とはいえずっと立ってなきゃいけないんですが、ヒールを履き慣れてない自分でもあんまり痛くならなくて好き。

カナダだと手頃な値段で可愛い靴ってあんまりないんですよね…できれば日本へ一時帰国したときにゲットしたり、今回の私のように日本で買って家族に持ってきてもらうのがいいかも。


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さいごに

以上、バンクーバーのあるBC州での結婚について、必要な手続きや準備・費用についてざっとまとめてみました。

お金のかけ方は人それぞれ、スタイルも人それぞれだと思いますが、これからバンクーバーやBC州のどこかで結婚されるどなたかの参考になれば幸いです。

当日の様子はまた別で記事にしたいと思います。
それでは本日はこの辺で!

追記。結婚式当日の様子も書いてみました。よければ合わせてお読みください。

コメント

  1. […] 先日の記事では、バンクーバー(カナダBC州)で結婚するにあたって必要な準備や費用等をまとめました。 […]