Queer Eyeシーズン5を前に、日本編を振り返って英語も勉強するコーナー。
ついにYoko-san編の最終日!ヒーローYoko-sanもくまちゃんハウスも、Fab 5によってすっかり変身です!
DAY 4: 笑う門には福来たる Happiness And Fortune Will Come To Those Who Laugh
ヨウコさんのくまちゃんハウスリノベーションが終わり、キッチンや洗面所やヨウコさんのお部屋の最終チェックをするFab 5…
と、そこへカラモがベスパに乗せてヨウコさんを連れてきます。
ヨウコさんとカラモをお迎えに玄関へ。
相変わらず日本の低い天井に背の高いFab 5…
Watch your head!
頭に気をつけて!
そうですよね、頭ぶつけそうにもなるよね(笑)。
Watch your step!なら「足元気をつけて!」なので、この”watch”の使い方は必須。
ちなみにイギリスやオーストラリア、台湾だとwatchを使うよりも”Mind your step!”の方が目にしますね。
watch your~: 〜に気をつけて
(イギリス英語だと「mind your ~」の言い回しの方が一般的。)
What a great cut I did!
なんて素敵なヘアカットしたのかしら!
自分でやって自分で褒めるジョナサンもかわいい(笑)。
でも本当に素敵なんだから、自分で自分を褒めちゃうくらいでいいですよね。
ついに新「くまちゃんハウス」完成!
ヨウコさんが在宅ホスピスの隣に運営するコミュニティーセンター『くまちゃんハウス』、ボビー師匠の手によってついに生まれ変わりました。
みんなでくす玉を割ってお祝い。かわいいなあ。
新しいくまちゃんハウスに足を踏み入れ、その生まれ変わり様に息を飲むヨウコさん。
I don’t know what to say. I have goosebumps.
ええ…なんかどうしよう。鳥肌が。
“I don’t know what to say.”は「なんて言ったらいいか分からない。言葉が見つからない」ってことですね。
goosebumpsのgooseはガチョウ、bump(s)は凸凹のこと。sは複数形のsですね。鳥肌が一個ってことはないので、複数形になります。
もともとは「羽をむしり取った後のガチョウの凸凹した皮」なので、日本語の鳥肌とおんなじですね。
You’re overflowing with kindness.
もう優しさが溢れて溢れて…。
flowは「(液体や気体などが)絶え間なく流れる」様子を表す動詞。それにover「越えて、覆って」がついて、overflowで「溢れる」ってことですね。
2語以上がくっついた言葉は、単語の意味を無理に覚えなくても元の言葉から想像すると自然に意味がわかるものが多いです。
goosebumps: 鳥肌
overflow: 溢れる
みんなを迎えるコミュニティーセンターとヨウコさんの部屋
それにしても、本当にすごいの一言。
古くてちょっと暗い雰囲気だった家が、すっかり開放的(open)で人を迎え入れる(welcoming)雰囲気に生まれ変わっていてびっくり。これなら地域の人が集まるコミュニティーセンターにぴったりじゃないですかー!
This place has so much old Japanese charm but it’s not really conducive to a community centre.
この家って古い日本の魅力がいっぱいだけど、コミュニティーセンターとして(貢献するのに)はちょっとな。
なーんて言ってたボビー師匠、マジで匠の技です。
団欒スペースもキッチンも、優しい雰囲気で素敵。大人も子供もみんなが楽しめる場所になっていました。
しかも!しかも!!ヨウコさんがちゃんと寝られるスペースもある!!!
今まで患者さんの部屋の前の廊下で寝ていたりしたヨウコさんの為に、ヨウコさんが「日なったボッコ(bask)もここでするよ」と言っていたスペースに、ちゃんとヨウコさんの為だけのスペースが誕生です。
わーん!ボビー師匠ありがとう!!
お披露目に向けて準備着々
ジョナサンにスタイリングを教えてもらい、次はアントニの待つキッチンへ。
新しく生まれ変わったくまちゃんハウスにお招きした人に、ヨウコさん一人でタルトタタンを作らなきゃいけませんからね。
I wanted to go ahead and prepare some of the ingredients for you ahead of time, so that all you need to do is, basically, assemble and make it.
前もって材料を揃えておいてあげたから、あとは基本的にそれを使って(組み合わせて)作ればいいだけ。
あれ?アントニ、ヨウコさんに甘い(笑)。
ヨウコさん大好きなアントニがいい!この二人本当にクァわいい(かわいい)!
aheadは「先に」ですが、語源は「a: 〜の方へ」+「head: 頭」で「頭の方へ」。そこから「先に、前に」という意味になりました。
ということでahead of timeは「前もって、事前に」ですね。
assembleは「(何かの目的のために)集める、組み合わせる」という意味。マクドナルドとかだと日本のファーストフードでも、キッチンの人たちが使う言葉だったりします(笑)。
建物・プラン・料理など、何に関しても「組み立てる」時に使える言葉なので、覚えておくと超便利です。
ahead of time: 前もって
assemble: 組み合わせる
Tonight is your event, where you’re inviting people over to see the new you and new place.
今日はみんなが生まれ変わったヨウコとこの場所を見にくるイベントだね。
How are you feeling about it?
どんな気分?
I can’t wait to show them the new me.
変わった自分を見てもらいたい。
(みんなに新しい自分を見せるのが待ちきれない。)
inviteは「招待する、誘う」ですが、overがつくと「家とか自分のテリトリーに招く」って感じが出ます。ここではヨウコさんのくまちゃんハウスにコミュニティーの人を招待してますね。
I can’t wait (to do something)は「(〜するのが)待ちきれない!早くやりたい!」って時に使える便利フレーズ。めちゃくちゃよく使います。
invite <人> over <場所>: <人>を<場所>に招待する(特に家など「自分の空間」に。)
I can’t/cannot wait (to do something): ~するのが待ちきれない
変身前も素敵な、優しさが溢れるヨウコさんだったけど、Fab 5の手助けでそれに加えて自信に溢れるヨウコさんにすっかり変わっていましたね。
ニュー・洋子 誕生 The New Yoko Is Here
すっかり変身したヨウコさんお披露目の様子を、Fab 5+希子ちゃんで見守ります。
She’s changed so much!
すっかり変わったね!
変身っぷりにフミコさんもびっくり
Queer Eyeにヨウコさんをノミネートしてくれたフミコさんがやって来て、一変したヨウコさんとくまちゃんハウスの様子にびっくりしてます。
そりゃあこれだけ変わってたらびっくりですね(笑)。
She’s going through her closet.
クローゼットの中を全部見ちゃう勢いだね。
go throughはもちろん「通り抜ける」なんですが、歩いて通り抜ける行為以外にこんな風に「何かを全部やる」時に使える汎用性の高いフレーズなので、覚えて置くと超便利です。
Why does kindness makes me so emotional?
優しさが…グッと来ちゃうな、もう!
「ハグっていいね」って言いながらぎゅっとハグしあうフミコさんとヨウコさん。
アントニがマジ泣き。わたしももらい泣き。
emotionalは「感情的な」ですが、ポジティブなこともネガティブなことも、強い感情が沸き起こって来る時、感情が揺さぶられるような時に使いますね。
emotional: having and expressing strong feelings
https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/emotional
アントニが教えてくれたタルトタタン
子ども達や地域の人たちが集まって、アントニが教えてくれたアップルパイを振る舞う準備をするヨウコさん。
パイをお皿に移す緊張の一瞬…って、お皿が小さすぎませんか!?(笑)
OH, MY GOD! This is so nerve- racking!
うわー!すごくドキドキする!
Let’s have faith, guys.
みんな、信じよう。
nerve-racking (wrackingというスペルのこともあり)は、ストレスフルだったり緊張する時に使える「ドキドキする」。ネガティヴなことに対して使います。
faithは「信仰」ですね。
宗教的な言葉で、”Let’s have faith.”も元々は「神様を信じよう」ってことですが、アントニが言ったみたいに「ヨウコさんはできるよ!信じよう!」ってことで、神様関係なく使うことも多々あります。
こういう言葉選びから、英語圏の文化背景が垣間見える瞬間ですね。
自分を大事にする、自分の価値を認める
くまちゃんハウスに集まってくれたみんなの前で、「自分自身には価値がある、自分を大事にすることは必要なんだ」というFab 5が教えてくれたことを伝えるヨウコさん。
No matter where you are in the world, it doesn’t matter what country you are from, what culture you’re from.
世界のどこに居るとか、どこの国やどんな文化の出身だとかは関係ない。
Everything changes when we shift our perspective.
物事をどう見るか変えると、全部が変わるんだ。
We are always capable of change and Yoko is such a gorgeous example of that.
いつだって、わたし達は変わることができる。ヨウコはその素晴らしい一つの例なの。
「〜はどうであれ問題ない、たとえ〜でも」という意味で、no matter +what/who/where/when/howは頻出ですね。”No matter what the circumstance is.”とかいえば、「状況がどうであれ」となります。映画とかに出て来そう。
perspectiveは「物の見方、捉え方、展望」と日本語訳されますね。
「物の捉え方」と覚えておくと日本語としては一番しっくり来る気がします。
per-はもともとラテン語の「through: 通り抜ける」で、spectiveはspecereという「見る」ことに関連した言葉からです。
be capable of~は「〜することができる」で、その能力や機能があると言いたい時に使います。
no matter ~: ~だろうと問題ない
perspective: ものの見方、捉え方
be capable of ~: 〜することができる
It’s never too late to start living.
幾つになったって、人生を謳歌できる。
カラモのいう通りですね!
ヨウコさんのMakeoverを通して、多くのことを学んで、感じさせてくれたエピソードでした!
おまけ。
ヨウコさんその後。
インスタアカウントを作られたようで、すごく素敵な写真をたくさんアップされてます。全部見て全部から幸せになれるオーラが出ててハッピーになれるアカウント…(もちろんフォロー済み。笑)
コメント