
見れば自己肯定感が爆上がりして、号泣してデトックスもできちゃう超おすすめネットフリックス番組のQueer EYE。
待望のシーズン5が来る前にQueer Eye日本編を見直して英語も勉強していきましょう!
Yoko-sanのエピソード1に引き続き、エピソード2のヒーローは、寛さんです!
日本編エピソード2. Crazy in Loveのヒーロー
新宿2丁目のニューサザエで今週のヒーローについて話すFab 5と希子ちゃん。
ちなみにニューサザエは二丁目でも有名な老舗ゲイバーだそうです。
お店のTwitterはこちら(@NEWSAZAE1966)
ゲイバーっていうか、LGBTQって言葉が浸透する前から、セクシュアリティ関係なく楽しめる場所だったみたい。フレディー・マーキュリーも足を運んだとか。すごい。
と、その前に。
希子ちゃんの姿を見てキャーってなるFab 5がウケます(笑)。

Look at you!
すごい素敵!

I wanna wear that outfit!
あの服着たいんだけど!

We’ll take it from her later. I’ll put you in it.
あとで彼女から奪って、着せてあげるから。
この一連の流れ、めちゃ笑えました(笑)。
“Look at you.”は「素敵!」とか「見違えたー!」みたいな、「ちょっといつもと違って素敵じゃない!」ってときによく使いますね。
outfitは服装ですが、きている服の一部じゃなくて「一揃え」をさして使います。
“I like your outfit today.”っていえば、「今日の服装いいね!」って感じ。
Look at you.: 素敵。見違えた。
outfit: 服装一揃え
ありのままが受け入れられない社会
ニューサザエで飲みながら、ボビーが今週のヒーローである寛さんについて説明してくれます。

Kan struggles to be an out-gay proud man in Japan.
寛はゲイとして堂々と日本で生きられないことに悩んでる。
struggle to doで「〜しようともがく、足掻く」ですね。
あとは“be struggling with ~”という形でよく使うかな。”I’m struggling with this assignment.”「今この課題に頑張って取り組んでるとこ。」みたいな。
「なかなかうまくいかないことに苦労して取り組む」という意味さえ掴んでおけばOK。
寛さんについての話を、頷きながら話をきくFab 5メンバー。
日本と、アメリカ・カナダ・イギリスと出身国で差はあれど、Fab 5の全員が同じ状況に身をおいてきたんだろうなというのがすごく見える場面でした。
struggle to do, struggle with ~: なかなかうまくいかないことに苦労して取り組む
スキンケアシスターズ?(笑)
化粧品会社のマーケティングで働いているという寛さん。
これを受けて、ボビーがジョナサンに言ったのがこれ。

So you don’t have to start from scratch with him.
だから一から全部説明しなくていいね。
エピソード1でも出てきた“from scratch”、頻出ですね!
「一から、最初から」って意味でした。
直訳すると、「彼に関しては一から始める必要はないね」つまり「一から全部説明しなくても大丈夫だね」ってことですね。
「スキンケアに関しては姉妹みたいなもんってことねー!」と嬉しそうなジョナサン…すごくかわいい(笑)。
今週のFab 5のミッションはこれ!

Let’s show Kan there is no reason to be fearful when you are flawless.
寛に、「君は完璧。怖がる理由なんてない」ってことを見せてあげよう。
“There is no reason to do something.”は「〜しなきゃいけない理由なんてないよ」と言いたい時に使えます。頻出なので覚えておくと吉。
「flaw=欠点、きず」で、”~less”は単語の後ろにくっついて「〜のない」という意味の単語を作るので、「flawless=欠点のない、完璧な」ですね。
Peer pressure(仲間内からの圧力)って言葉は英語にもあるんですが、日本だと特に「周りと同じじゃなきゃいけない」風潮が強いと思います。
LGBTQという言葉こそ最近やっと日本に浸透してきたけれど、日本社会はまだまだ周りと違うことが受け入れられにくいのが現実。
Fab 5によって、今週のヒーロー寛さんがどんな風に”Love yourself”できるようになるか、楽しみです。
There is no reason to do something: ~する理由はない
flawless: 欠点のない、完璧な
DAY 1: 出る杭は打たれる The Nail That Sticks Out Gets Hammered Down
「出る杭は打たれる」ってことわざ、英語にはぴったり当てはまるものってないですよね。
このNetflixの翻訳も、日本語をそのまま英語にしてますし。これも日本語圏と英語圏の性格の違いみたいなものが出ますねえ。
いつも通りわちゃわちゃしながら寛さんの家に到着する5人。
道が細いせいか、屋外なのに何か窮屈さを感じます(笑)。
Fab 5を前に「ぎゃー!(嬉)」という反応の寛さん。わかるわー!(笑)
寛さんとパートナーの写った写真を見つけてキャーキャーするFab 5。
寛さんのパートナーは自分で日本語勉強してるんですね!愛だね、愛!!

I wanna be respectful, but I also want to go through your things. So I’m out!
もっとお話聞きたいんだけど、あなたがどんな物持ってるのかも知りたいから、行くね!
もっと直訳に近い感じにすると「場を壊したくないんだけど(respectful: 他人に敬意を表す)、持ち物全部見たいから。一抜け!」って感じですね。
“I’m out.”はここでTanが言ってるみたいに「もう行くね!」と言いたい時にも使えるし、誰かに誘われた時に「自分はやめとくわ」って時にも使えます。
反対に“I’m in!”と言えば、「自分も参加するよ!」ってことですね。
I’m out.: 場を離れる時に「もう行くね。」または誰かに誘われて断る時に「やめとくよ。」という意味で使えます。
自分の居場所と感じられない家

Tell us about your space. Because I don’t see a lot of you here.
自分の部屋について教えて。あんまり君らしさが見られないけど。
Is that because you like it on the simple side?
それってシンプルな方が好きだから?
“Tell us about~”とか”Tell me about~”は「~のことについて話して」って相手に頼む時に頻出です。仕事の面接とかで“Tell me about yourself.”「あなたのことについて話してください」とか絶対言われます。
“On the ~ side”といえば「~寄りの方」で、例えばコーヒーを注文する時に”May I get a cappuccino? On the dryer side, please.”(カプチーノを一つお願いします。フォーム多目ミルク少なめで。)とかでよく使います。ちなみに逆は”On the wet side”(フォーム少なめ、ミルク多目)です。
コーヒー好きは覚えておくと便利ですよ(笑)。

ボビーの質問に、「それもあるし、自分の家って感じてないんだと思う」と返した寛さん。「ゲイであることもあって、日本という社会にあまり受け入れられていない感じがする」しかもそれでいて、ゲイであることに関して結構踏み入った質問までされるという寛さん…聞いていて、ただただ悲しい。
日本の、特にテレビとかの影響が強いせいだと思うんですが、例えば「オネエキャラはいじってもいい風潮」とか「それなのに自分と違うから排除する風潮」とか、本当に疑問です。
さてボビーとジョナサンが寛さんと話している一方、残り3人はお風呂場へ。
寛さんがパートナーと写った写真が沢山飾られてます。

Oh! Look how adorable this is!
おお!見てこれ、かわいらしい!
「かわいい!」っていう時にadorable、めっちゃ使えるので必修です。赤ちゃんとかを見て「かわいい」とか、sweet, charming, cuteという意味合いで使うことが多いですね。
寛さんとパートナーの写真に和む一方で、床に転がる洗濯物をつまみ上げて辟易するカラモ。(拾うなよ。笑)

This gets on my nerves.
これ、マジでいや。
“to get on someone’s nerves”は「〜をイライラさせる」という意味のイディオム。「神経=nerve」で、それに「乗っかる=get on」なので、各単語の意味がわかればイディオムの意味も想像しやすいかも。日本語でも「癪に触る、癇に障る」とか言いますね。
Am I getting on your nerves?とかいえば、「イライラさせちゃってる?」ってことですね。こういうのを言わないで済むに越したことはないですが。
adorable: (特に無垢なものに対して)かわいらしい
get on someone’s nerves: ~の神経に触る、苛立たせる
なりたい自分を書き出すヴィジョン・ボード
ヴィジョンボード、4-5年前くらいから流行ってる印象ですがどうでしょうか?
自分の夢や叶えたいこと、目標なんかを書き出して視覚化するものですね。

I’m all about a vision board. Is this your vision board?
ヴィジョンボードすごく好きなんだけど、これって君のヴィジョンボード?
“to be all about”は「~にとっても情熱がある」とか「~に夢中」とか、とにかく何かについて「自分が全部ハマってる」のをイメージしてもらうと、言葉の意味がつかめると思います。
to be all about: to be extremely enthusiastic for.
http://onlineslangdictionary.com/meaning-definition-of/be-all-about
ちなみにタンはヴィジョンボードではなくてresolution boardという言い方をしてますね。
resolutionは画像の「解像度」とかいう時にも使いますが「抱負、決心、決意」という意味もあります。新年の抱負といえば”New Year’s resolution”です。
キッチンにもあんまりものがない…

Kan’s kitchen doesn’t give me very much to judge because there isn’t very much in it.
寛のキッチンにはあんまりものがないから、判断しづらいな。
「あ、もちろん冷凍庫にご飯は入ってたけど」って言うアントニに笑ってしまいました。「冷凍庫には冷凍ご飯」って言うのは日本人に共通の習慣として、アントニには認識されてるんでしょうか(笑)。
judgeは裁判官って意味で覚えている人が多いと思いますが、動詞だと「判断する、見積もる」って意味になります。
“Don’t judge me.”だと「そんな勝手に決めつけないでよ」とか「引かないでよ」とか「いや、ちょっと、そんな目で見ないでよ」みたいなシーンで使います。
キッチンで一人、炊飯器に話しかけるアントニ。

Do you feed Kan? How often does he use you?
君が寛に食べさせてあげるの?どれくらい頻繁に、彼は君を使うのかな?
feedは「食べ物を与える」ですね。人にも動物にも植物にも(!)使うので、覚えておくと便利。
それにしてもライスクッカーに話しかけるアントニ、じわじわ来ます(笑)。

I just want to help you this week to figure out how we can kind of elevate what you already have.
今週は、君がすでに持ってるものをどうやってレベルアップさせるか、見つけ出したいと思うんだ。
Now we just have to make it a little more chic.
(パートナーとの再会を)おしゃれに演出しなきゃ。
日本の学校の英語授業でもきっと、figure outはめちゃくちゃ頻出ですね!「見つけ出す、理解する」と訳されますが、「figure=形」を「out=出す」とイメージすれば覚えられます。
elevateは「昇華させる、持ち上げる」ですが、これもイメージで簡単。エレベーターを思い出してください。(上がっていく方でお願いします。)一階ずつ上に上がって行きますね。
chicは日本語でも「シック」と言いますね。「シックな、おしゃれな、上品な」です。
ただし発音注意。sick(病気)にならないように、アントニの言ったのをよく聞いて練習あるのみ。
figure out: 見つけ出す、理解する
elevate; 昇華させる、持ち上げる
chic: おしゃれな、上品な
他人の目を気にして服を選んでしまう葛藤
次はクローゼット。タンの番ですね。

Is this like your regular go-to look?
いつも服はこんなかんじ?
go-toは「いつもの」という感じで、「決まって選ぶもの」について使えます。
“This is my go-to.”といえば、「いつもこれにするんだ」ということ。
「自信がないから目立たない服を選んでしまう。日本の社会通念(social norm)も人と違うことはダメというのがある」とタンに告げる寛さん。
タンは自分は自身の幼少期にイギリスで「肌の色が違うから差別された」経験があって、「周りと同じにならなければ」と言う考えだった自分とこの話を重ねて聞いていたんじゃないかと思います。

You feel like you’re pigeon-holed because of the life you’re living.
今の生活のせいで、(今の状態を変えられないって)考えに捉われているように思ってる。
pigeon(ハト)のhole(穴)なのでもちろん「ハトの巣穴」特に伝書鳩とか大量に飼われてるハト用のものなんですが、ハトの巣穴を想像してもらうと、全部均一の大きさ・区画になってますよね。(知らんがな!って時は画像検索してみてください!)
で、これを動詞で使うと「分類する」と言う日本語になるんですが、ここではタンは”be pegionholed”と受け身の形にして「考えに捉われてしまっている、固定観念に縛られている」と言うニュアンスで使っています。さすが英語ネイティヴだなあと言う表現なので、覚えておくといいかも。

If you had your dream closet, what would your dream closet look like?
もし理想のクローゼットを持てるとしたら、どんなクローゼットになるかな?
いわゆる仮定法って文法ですね。If +過去形, 主語+would~.
If I had my dream closet, it would be colourful.
寛さんは「カラフルなクローゼットがいい」と言っていました。
「もしも理想のクローゼットを持てるとしたら(=仮定)カラフルだろうなあ。」(=でも今は実際に理想のクローゼットではないので、カラフルではない)
Yoko-san編でも触れましたが、wouldが出てきたら「現実世界じゃないと言うイメージ」を持っておくと掴めるんでしたね。

Now let’s bring out fabulous Kan.
素敵な寛を引き出そう。
bringはたくさん意味がありますが、基本的には「持ってくる」、「ものや人を移動させて(自分の方または一定の方向に)来させる」ってことです。
つまり、bring(持ってくる)+out(外に)=引き出すってことですね。
pigeonhole: 分類する
be (get) pigeonholed: 固定観念に縛られる、(ある)考えに捉われる
bring out: (才能や真価を)引き出す、発揮する(これ以外にも意味多数!とにかく「外に持ち出す」イメージで!)
自分自身を表現する方法探し
寛さんの髪の毛を触りながら「髪質がすごくいいね!」とジョナサン。

Get out of here!
最高じゃない!
“Get out of here!”って、「出て行け!」って意味しか知らずにこんなシチュエーションで聞くとびっくりしちゃうと思うんですが「嘘でしょ?まじで?すごい!最高じゃん!」って言いたい時にも使えるんです。
今日知ったんだけどGet out of here.て「出てけよ」って普通の意味?だけじゃなくて「マジかよ信じられんわ」って時にも使う。
お客: この珈琲豆1袋いくら?
同僚: $16.50だよ
お客: Whaaat? Really? Get out of here! It’s really a good price.
同僚: Yeah, right?
隣で見てた私: (ふあっ!?w)
日々勉強w
Twitterにも載せましたが、初めて聞いた時にはわたしもびっくりしました(笑)。
さて、Fab 5と寛さんで再び居間(?)に集合。
「寛の明るい未来が見えるけど、同時に不安な気持ちが大きいのも見える」と語るカラモ。

Even though we’re telling you to love yourself and feel comfortable here, that’s easier said than done.
いくら僕たちが、自分を愛すれば自分らしく生きられると言ったって、言うは易し行うは難しだ。
“That’s (またはIt’s)easier said that done.”=やるよりも言う方が簡単、つまり「言うは易し行うは難し」ですね!
日本語でも英語でも、同じ意味の言葉がことわざやイディオムとして言われているのを見つけるのって、人間どこの世界でも同じなんだなあって気持ちになって嬉しくなります。
「さあ出かけるよ!」と、お昼寝のボビーを残して外へ出るFab 5と寛さん。
どんな自分でもそれを表に表現して自分らしく生きられるようにする今週のMakeover、めちゃめちゃ楽しみです。
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