英語を勉強していて、オンライン英会話を利用したいと思っている方は多いのではないでしょうか?
わたし自身、オーストラリアへのワーキングホリデー準備中にオンライン英会話を使って英語力を鍛えました。もう5年も前の話になりますので、当時使っていたオンライン英会話の現状が分からずちょっと今はおすすめできないのですが、今回は新しく体験受講してみたBest Teacherというオンライン英会話を、自分の体験授業の感想を含めて紹介します。
結論から言うと、Best Teacherはある程度さっと英語が出てくる中・上級者より、どうやって文を作ったらいいのかまだ安定していない初心者によりおすすめできるオンライン英会話です。
ほかのオンライン英会話にはない特徴:ライティング添削
オンライン英会話といえば、一般的なのが受講中に「ひたすら喋る」授業スタイル。
たしかに日本人は、「読んだり書いたりはなんとなくできるけど自分の言いたいことを言うのが苦手・できない」という英語学習者が圧倒的に多いイメージです。
自分が話したいことを英語で書いて、話せるオンライン英会話のベストティーチャー(Best Teacher)
ベストティーチャーの売りは”自分の英語を「書いて、話す」スタイル”で、日本人が苦手な「アウトプット(書く、話す)」を鍛えられるように、まずは「書く」ことから学習を始めるようになっています。
ベストティーチャーと同じく、月額制で受講回数無制限なオンライン英会話にネイティブキャンプがありますが、ベストティーチャーはまず自分の言葉で「書かせる」ところから始めます。
このため、「まだ英語を始めたばかりで正しい英作文の仕方が分からない」という人は、ベストティーチャーの英作文添削を経て、自分の英語のどこが不自然だったのかや、自然な英語との違いを見ることができて良いと思います。
さらに自分が作文して添削されたものをベースに授業を進めることができるため(もちろんほかのトピックの選択肢もあり)、「こんなことが言いたかったんだけど…」という自分のモヤモヤを解消しながら進めていくことができます。
ライティングから学習を始めるメリット
英語を話せるようになりたいと思っている人の中には、たくさん話す練習をして読み書きはあまりやりたくない、という人もいるかも知れません。
ただ、まず「書いて」みてそれを「添削」してもらうことには大きなメリットがあります。それは「正しい英文法や単語選択のスキル」が身に付くことです。
旅行英会話程度なら、文法がおかしくても使う単語が変でもいいのですが、それ以上の目標、たとえば「将来は英語圏の大学で勉強したい」とか「仕事で英語を使う」とかだと、これは問題になってきます。
実際にわたしはカナダに移民して、ESL(英語を第二言語として学習する人)向けの大学入学用のプログラムを受講しましたが、文法や正しい単語選択スキルは英語圏の大学・カレッジに通うには絶対に必要です。
また、ホテルの仕事で業務提携先やとくにゲストにメールを書く際にはハチャメチャな英語だと信用が落ちますので要注意でした。
ベストティーチャー受講の流れ
ベストティーチャーではまず、講師と対話形式で英作文(ライティング)をしていきます。(最大5往復行います。)
スピーキングだけに力を入れているオンライン英会話では、こちらから事前にお願いしない限り、講師の方は会話を止めてまで細かい文法の間違い(たとえばaやtheが抜けているとか、複数形にすべきところがなっていないとか)を指摘してはくれません。
ライティングのステップを経ることで、自分の英語のどこが間違っているのか知ることができるのはベストティーチャーの大きな利点です。
最大5往復が終わったところで、講師から英作文の添削が送られてきます。
スピーキングの授業では、このスクリプトをもとにしてスピーキングレッスンを受講できます。もちろん、フリートークやニュース記事をもとにレッスンを受けることも可能です。
スクリプトをもとにしたレッスンの最大の利点は「自分が書いた文章がもとになっているので、自分の言いたいことを正しい英語で練習できる・自分の想定した現実に起こりえるシチュエーションでどういう表現をしたらいいかが学べる」ことにあります。
「こんな場面で使えるこんな英語」という例はインターネットや英語の教科書でいくらでも見つけることができますが、「自分が書いたものを添削してもらった」スクリプトを使うと記憶に残りやすいのではないかと思います。
スピーキングレッスンは英語ネイティブ講師・フィリピン人講師などさまざまな先生から選択可能
ライティング添削が終わったらスピーキングレッスンです。
先生の顔ぶれはアメリカ・カナダ・オーストラリアなど英語圏出身の先生からフィリピンや東ヨーロッパ・南アフリカなど多種多彩。ほかのオンライン英会話よりも北米・イギリス・南アフリカ等の英語ネイティブが多いのが特徴的。この点も、まだ英語のリスニングに慣れていない初心者にはおすすめできます。
中上級になってくると、多少相手にアクセントがあっても何を言っているのか推測できるのですが、英語を勉強し始めたときには英語圏のアクセントにしっかり触れた方が、正しい発音を知るという点でいいと思います。
オンラインだけでなく実際にオフラインの仕事でも英語を教えている先生も多数いて、経験豊富な講師陣という印象です。
わたしは体験レッスンでは、アメリカ出身で今はベトナムで子ども達に英語を教えている先生にレッスンをしてもらいました。流石毎日英語を教えているだけあって、テンポよくスムーズに、こちらの興味を引き出してくれる授業をしてくれました。
オンライン英会話で講師を選ぶときの、とくに初心者の方へのわたし個人的なおすすめなのですが「子どもに教えるのが慣れている先生」を選ぶとハズレがないように思います。
24時間・1日何回でも受講できるシステム
ベストティーチャーのすごいところが、24時間、1日何回でも授業が受けられるところ。一度に予約できるのは1レッスンのみなのですが、添削済みの作文があればレッスン終了後に再度予約できます。
つまり、英作文をどんどん書いてどんどん喋るという流れをたくさんこなして行きたい人にはおすすめです。
値段の設定は月額12,000円と、ほかのオンライン英会話に比べると高めではあるのですが、ネイティブ講師が多数在籍していること、何回でも受講できるシステムは魅力だと思います。
ディクテーション・シャドーイングの機能もついている
ディクテーションとは聞き取って書き出すこと、シャドーイングとは少し遅れて聞いた音声を真似して喋ることです。
この二つはわたしもいまだに日課にしていますが、英語学習者、とくに聞く・話すを早く鍛えたい人には本当におすすめです。
ディクテーションではリスニングを鍛え、シャドーイングで口の筋肉を鍛えながら喋る練習をします。ベストティーチャーのサイトにはこのディクテーションとシャドーイング用の教材も豊富に用意されていて、しかも時事ニュースなど話題のトピックから選べます。
ベストティーチャーのデメリット
おすすめポイントの多いベストティーチャーですが、いくつかデメリットもあります。
進むのが遅い
上記のように、ライティングの練習をしてからスピーキングになるため、人によっては進みが遅いと感じるかもしれません。
試験対策で絶対にライティング対策が必要な人にはおすすめですが、とにかく文法はある程度適当でもいいので、話す練習がしたい!という人は、イライラしてしまうかもしれません。
授業料が高い
ほかの月額制オンライン英会話と比べても、月額が1万円以上と高いです。
毎日確実に受講できる環境ならいいですが、忙しくて時間が取れない、疲れてついつい授業をサボってしまう…という人んはかなり割高になります。
まとめ
最近は新しいオンライン英会話がたくさんあり、はじめて受講を考えているひとにはどれを選んだらいいか悩ましいところだと思います。
これから勉強する方で、「正しい英語」を身につけて将来大学や仕事で英語を使いステップアップして行きたいと考えている方には、「自分の英語で書く・話す」を伸ばしてくれるベストティーチャーはおすすめできます。
英語での書く・話すを毎日の習慣にて、英語を早く習得したい方は一度試してみてはいかがでしょうか?
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